Ⅲ.お葬式の仕様(内容) |
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1.お葬式の内容の決定 |
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ここからは、お葬式の中身のお話となります。
①祭壇の決定
お葬式と言えば、祭壇をどうするか?という事がポイントになります。
葬儀社からのご請求内容で、おそらく一番金額が大きくなるのが祭壇となるからです。
葬儀社の本音を言えば、祭壇は大きければ大きいほうがありがたいです。
しかし祭壇については、葬儀社の都合で決めるのではありません。
まずはご遺族の意思こそ最優先すべきであると考えます。
ただし、祭壇の大きさは、葬儀で使用する式場の大きさによって変わってくるという事も重要な視点となります。
多くのご会葬者を収容できる大きな式場でお葬式を行う場合は、
やはりその式場の舞台のサイズに見合った祭壇をお選びいただくべきでしょう。
式場の舞台のサイズに比べて祭壇が小さすぎると、とても違和感があるからです。
必然的に大きな式場でお葬式を行うと、費用も多くかかる事になるのです。
従って、どの式場でお葬式を行うかという事は、葬儀費用に一番影響を与えると言っても過言ではありません。
祭壇は白木祭壇と生花祭壇の2種類ございます。
仏式や神式のお葬式の場合は、やはり白木祭壇をお使いいただく事をお奨めいたします。
当社では、白木祭壇+生花のスロープ装飾という形態をお奨めしております。
無宗教の場合は白木祭壇は使用せずに生花のみで荘厳いたします。 |
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祭壇 8尺 |
祭壇 10尺 |
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あいからのワンポイントアドバイス |
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大きな式場でお葬式を行うという事は、必然的に費用も大きくなるというご覚悟が必要です。
ご会葬者は多いだろうけど、お葬式にそれほどの予算はかけられないというご事情がおありになる場合は、それをきちんとあいのスタッフにお知らせください。
いろいろと知恵を絞って、最適な式場をご提案させていただきます。
お葬式費用は、何を最優先すべきか?という視点によっても、全然違ってくるのです。
式場そのものは小さくても、多くのご会葬者に対応が出来る式場も存在します。
但し、ご会葬者の方々には、充分な配慮はできなくなる事にはなってしまいます。
(例:式場の外で待っていただく。式場の中に入ってお焼香をしていただけない。お清め所に入りきれない等)
冠婚葬祭においては、何もかも100点満点にする事を想定して実施するとお金は莫大にかかってしまう事となります。費用を抑えたいのであれば、まず今回のお葬式はどうあるべきかという視点で考えて、それを満たす為の優先順位付けを行い、その結果何かしらを犠牲にしなければならない事がでてくる事をご判断いただかないといけません。
②お棺の決定
故人が最後にお入りになられるお棺は、故人に相応しいものをお選び下さい。
お棺は、天然木を使った高級なものから、桐棺や布張り棺といった比較的安価なものまで多種多様ございます。
「どうせ燃やしてしまうんだから」というお考えもあるかと思いますが、いわゆる安売りセットで使われるお棺は、大切な方を最後にお納めする物としてはちょっと首をかしげたくなるようなものが使われています。
当社では必ずお棺のパンフレットをお見せしますので、その中からよく選んでください。
お棺はご遺体をお納めする前の状態の物をいい、ご遺体をお納めした後はお柩となります。
お棺は大きく分けて3つのタイプのものがあります。
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あいからのワンポイントアドバイス |
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故人が現役で仕事をなさっていた場合や、交友関係が広い方の場合、いくらご遺族が家族葬をご希望されても、それはお奨めできません。
どうしてもそうなされたい場合は、お葬式は密葬とし、後日改めて本葬、あるいはお別れの会を行われる事をお奨めいたします。
もしそうなされない場合は、お葬式が終わった後に訃報に接した方々がご自宅までご弔問に来られる事が頻繁に起りえます。
そうなるとご遺族はそれなりに対応をしなくてはなりませんし、逆にその度に悲しい出来事を思い出してしまう事にもなり
なかなか心の整理がつきにくくなってしまうでしょう。
ご弔問される方に決してそういう意図はないのですが、結果的にご遺族にとって負担が生じる形になります。
明らかに故人の死を悼む方が多いと思われるのであれば、そういう方々にも故人とのお別れの時間(お葬式)をご提供する事が遺族としての役目ではないかと考えます。
⑤次にご会葬者の数を予測します。(=訃報をどこまでご案内するかを決定する)
お打合せの時点では、あくまでも予想で結構です。
お葬式費用のお見積りは、全てここで定めた予想数で算出をいたします。
⑥会葬礼状の文面と印刷枚数を決めていただきます。【会葬礼状写真1点】
印刷枚数は、後から増刷はできますが、礼状がお通夜の時点で足りなくなると非常に困ってしまいます。その場合は喪主礼状というもので代用はできますが出来る限り礼状が不足する事は避けたいです。
そのためにもご会葬者数の予測は重要であり、少し余分に印刷される事をお奨めいたします。
⑦ご遺影に使うお写真を決めていただきます。
普通のスナップ写真を引き伸ばす事もできますが、お顔が小さかったりピントが合っていない写真は、引き伸ばした後に画像が乱れてしまいます。
お顔が大きめに写っているものか、できればプロが撮影したものをお選びください。
⑧死亡届をご記入いただきます。
お届け人は、配偶者または血縁者となります。
死亡者の住民票登録地、死亡の場所の住所、お届け人の方の住民票登録地のいずれかの役所に提出をして、火葬許可証を発行してもらいます。
後の手続きを考えると、死亡者の住民票登録地の役所に届ける方が良いでしょう。
尚、届出はご遺族がやっていただいても結構ですが、差し支えなければ弊社スタッフが代行をさせていただきます。
火葬許可証は、紛失しても再発行されません。また火葬許可証がないと火葬ができないという非常に重要な書類です。
お取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
⑨ご納棺の儀、ご移棺の日時を決定します。
故人をご自宅でご安置されている事が前提となります。
ご安置させていただいた日は、そのままの状態でお守りいただき、通常は翌日にご納棺という流れとなります。(枕経もご納棺の前になります)
お近しい方々が集まれる時間に、ご納棺の時間を設定いたします。
また、通夜の日にはお柩を式場にご移動させていただきます。(移棺といいます)
日程によっては、ご納棺の後、すぐにご移棺という流れになる事もございます。
火葬場などの霊安室でご安置する場合
通常は病院などからそのままご安置する霊安室へご搬送をさせていただきます。
その場合は、ご安置する火葬場などの霊安室にてご納棺をさせていただきます。
その時点で一緒にいるご遺族様の手で、ご納棺をなさってください。 |
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1)天然木棺檜・桐・樅の一枚板を使用した物
天然木をそのまま使用しておりますので、高価なものです。
桐の箪笥の値段をイメージしていただけば、ある程度ご想像できると思われます。
価格帯は30万円くらいから400万円以上の金額のものまであります。 |
天然木棺 |
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2)桐棺桐の合板を使用しています。
一枚板ではありませんので天然木棺より価格は安くなります。
価格帯は6万円~50万円程度です。
よくお見受けする価格が安いセットプランで使われているのは、
通称桐6や桐8といった桐棺としては最低ランクのものです。
私見ですが、人生の最後に入るお棺としては、ちょっとお奨めしたくない代物です。
弊社で一番よく使っていただいているものは、桐インロー棺(14.7万円)です。 |
桐棺 |
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3)布張棺綺麗な布を張ったお棺です。
女性の方がお選びになるケースが多いです。
また無宗教の方は、このタイプをお使いになられた方がよいと思います。
価格帯は桐棺とほぼ同じで7万円~50万円程度です。
キリスト教の方は、同じ布張棺でも専用のお棺がございます。(10万円~50万円程度) |
棺 布張り |
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③ご供花と生花装飾
お葬式の際、ご供花をどれくらい頂戴できるかという事を見積もる事も重要です。
その数によって、祭壇装飾の方法が変わってくるからです。
当社では、生花がご遺族分も含めて12基以上集まるのであれば、一つ一つの生花に札を挿すタイプのカゴ花ではなく、装飾全体に統一感を持たせるためにスロープ形式の装飾をご提案しております。
その際のご芳名の表示は、芳名板を使用いたします。
通常ご遺族が負担する生花は、喪主1対、子供一同1対(あるいは個別に1基づつ)孫一同1対(あるいは個別に1基づつ)が一般的です
またご遺影前の生花装飾は、ご遺族のご負担となりますが、ご供花の数が予想よりも多くなれば、その分を充当していただく事もできます。 |
ミニ芳名板 |
芳名板 |
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あいからのワンポイントアドバイス |
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スロープ形式のメリット
・装飾全体に統一感を持たす事ができ、故人がお好きだった花や色合いを指定する事で全くオリジナルの装飾を行う事ができます。
・いただいたご供花を、生花装飾に充当する事ができます。
・式場によって生花装飾のキャパシティがあります。予めそのキャパシティに合わせた量の装飾を行う事で、もしご供花がその量を超えた場合には、超過分を葬儀費用に充当する事ができます。
但し、生花の受付・請求業務・芳名板の表示等の手数料として、1基につき3,150円(20%)を申し受けます。
先日、某有名人の葬儀の式場がテレビのニュースで流れていました。
ご供花がたくさんいただけたため、祭壇の脇に収まり切らずに参列者の席の横にも
ギッシリと名札のついたカゴ花が飾られていたのを見て愕然としました。
「なんであんなもったいない飾り方をするんだろう?」
ご供花をたくさんいただければ、葬儀社と生花店の売上が増えますので、ありがたい事ではあるのですが、私は、祭壇脇に飾りきれないご供花を、座席の横や式場の外(テントの中)に飾る事に意義が見出せません。
はっきり言います。これは無駄以外何物でもありません。下手をすれば、葬儀後に生花店がそのまま回収して再利用をされる可能性もあります。これではなんのためのご供花かわかりません。
式場に飾りきれないほどのご供花が来る事が予想されるのであれば、最初から式場のキャパシティに合わせたボリュームの装飾を行い、超過した分は、お葬式費用に充当していただく事こそ、本来の意味のご供花だと私は思います。なぜならご供花もお香典と同じ意味合いのものだからです。
④ご会葬者の数を予測する
お葬式において、一番重要且つ一番困難なのが、ご会葬者の数を予め推測する事です。
確かに難しい事は百も承知で申し上げますが、ここをきちんと踏まえないとお葬式の後に、ご遺族が一番悔いを残される事となってしまう事になるでしょう。
打合せの時点ではザックリとした人数で構いませんので、以下の手順で見込みを立てて下さい。
・まず遺族及び親族の数を数える。これは比較的簡単にできると思います。
・次に故人のお仕事の関係と友人関係で何人来られるかを予測する。
直近の年賀状の枚数とかで現在の交友関係はある程度把握できるでしょう。
故人が現役でお仕事をされている場合や、社交性のある方であった場合は通常ご遺族が予想されるよりも多くのご会葬者がおみえになります。
・次に配偶者の方、お子様方の仕事・友人関係の方々の数を予測する。
最近では、親のお葬式であっても、子供の仕事関係者には知らせなかったり弔問のご辞退をなさる方も増えております。
以上の手順で、おおまかであっても
遺族・親族○○名
会社関係○○名
友人関係○○名というおおよその把握ができると思います。
⑤受付方法と区分の決定
ご会葬者の人数を把握されたら、次に受付をスムースに行うために、受付の方法と区分の決定をいたします。
受付というと式場前に設置されたテントで、芳名帳に氏名を記入する事を思い浮かべられる方が多いと思いますが、最近は芳名カードを使う事が増えております。
芳名カードにする場合は、受付とは別に記帳所を作る必要があります。
芳名帳を使うか芳名カードを使うかの判断は、想定されるご会葬者の人数によります。
ご会葬者が100名を超える場合には、受付での列ができるのを避けるために、芳名カードを使用した方が良いでしょう。
次に受付区分ですが、これはお葬式の後に、どういう属性のどういう方々がご会葬に来られたのかを把握するために予め受付時に区分分けをしておくのです。
一般的には「一般・親族」「会社関係」というような区分が多いです。
故人の属性によっては、「学校関係」「友人関係」「町会関係」など、ご会葬に来られた方が、自分はここだと判りやすい区分を予めご用意した方がよいでしょう。
ちなみに「親族」を「一般」と一緒にするのは、通常親族は開式前に来られる方が多いため、「親族」だけの区分にしてしまうと、開式後に受付に来られる方が減ってしまうため、なるべく均等に受付をしていただくための措置であるとご理解ください。 |
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100名対応受付 |
300名対応受付設備外観 |
受付設備一式 |
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300名対応受付 |
300名対応記帳所 |
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⑥葬儀係員の手配
次にお葬式のお手伝いをしていただく係員の方々の手配をしていただきます。
故人やご遺族の勤め先の同僚の方々や、ご近所・町会の方々、親戚の方々にお願いする事になるでしょう。
一般的なお葬式でご会葬者100名程度を想定した場合、受付係2名、会計係2名、会葬御礼係1名の計5名が必要となります。
会葬者が多い場合には、それらの係員はその人数に応じて増やす必要があります。
また、駅前にプラカードを持って立ち、ご会葬者を式場までご案内する係や、お清め所が座敷の場合、下足係などの人員が必要となってきます。
必要な係員の人数についても、想定ご会葬者数によって変わってきます。
いずれにせよ、会計の仕事をお願いする方には一番ご苦労をかける事になるでしょう。
ご遺族が最も信頼できる方や、ご親戚の方に入っていただく方が、他の皆様にとってもご安心いただけると思います。
尚、お葬式でお手伝いいただいた方々へは、食事のご用意をなさってください。
通夜の場合は、それぞれの仕事が終わった後に、ご遺族と一緒に席を設けて差し上げて下さい。
告別式の後は、係員用にお弁当を手配する事もできます。
あるいは、食事代として心づけをお包みする方法もございます。
⑦通夜ぶるまいの料理の数量を決定する【料理写真3点:上寿司・煮物・オードブル】
通夜ぶるまいのお料理は、ご遺族・ご親族及び係員の皆様にとっては夕食となりますのでしっかりとご人数分用意する必要があります。しかし一般のご会葬者の方々は、通夜の席で夕食を済まそうと考える方は多くはありません。
私個人の経験値ですが、ご会葬者100名と予測した場合、およそ60人前程度で充分間に合うでしょう。
根拠は以下の通りです。
遺族親族25名
葬儀係員5名
会葬者70名とした場合
(遺族・親族・係員30名分)+(会葬者70名×50%=35名分)=65名分
この程度の料理数で充分間に合います。
万が一足りなくなった場合や、予想よりもご会葬者の人数が増えてしまった場合は、
遺族・親族の分を少し回して対応をさせていただく事になりますが、
そもそもお清め所自体にも収容人数がありますので、通常はこの程度の数をご用意すれば
充分間に合うのです。
但し、以下のケースの時は、お料理は少し多めに用意した方がいいでしょう。
・故人のご友人が多く来られる場合、お清め所でさながら同窓会的な感じとなってしまいます。
・会社の関係者や町会に係員をお願いした場合は、お願いした人数よりも多くの方がお手伝いに来られる場合があります。
・ご遺族のお子様の学校・幼稚園のお友達がお母さんと一緒に来られる場合。 |
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⑧精進落しの方法と内容の決定
火葬後、式場に戻って初七日法要を行った後、故人を偲ぶ席(精進落し)を行います。
2つ方法があります。
・式場に戻って食事をする。
この場合、通常仏式の場合は繰上初七日法要を、神式の場合十日祭を行った後、別室にてお食事(精進落し・お斎・直らい)をします。
尚、お食事(お弁当)の内容と数については、お通夜の際に最終決定していただきます。
当日になって急遽追加が発生した場合、通常葬儀開式の1時間前までなら、お弁当を追加手配が可能です。
しかし火葬場に行ってしまった時点で、人数が増えてしまった場合は、その時点では追加はできませんので、予定より少し多めに注文した方が良いかもしれません。
・火葬場より、別の場所に行って食事をする。
その場合、式場に戻って法要ができませんので、葬儀の中に繰上初七日法要を組み入れてしまう事になります。
私のお客様がよく利用されるのは、日本料理の木曽路です。
会場は予め予約が必要です。ある程度想定できる人数で予約を行い、最終人数は火葬場に行ってから確認してそのお店に連絡をすれば、ほとんどの場合追加対応は可能のはずです。
会場まではマイクロバスを使って移動する事ができますが、
式場に車で来られた方が多い場合は、お食事後に再び式場まで戻る必要があります。
その際は、追加料金となりますが、マイクロバスを延長で手配する事も可能です。
もちろん自家用車で来られた方々は、火葬場まで自家用車でご移動いただく事もできますがお車の数が多い場合、途中ではぐれたり、火葬場で駐車スペースがなかったりして混乱する場合がありますので火葬場までの移動は極力少ない数の車で移動する事が望ましいです。 |
精進落とし料理 恵那 |
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進落とし料理 加賀 |
会葬御礼 |
⑨粗供養品(当日の簡単なお返し物)あるいは即日返しの品物と数を決定する
東京ではお葬式にご会葬に来ていただいた方には、会葬礼状と簡単な品物(粗供養品)をお渡しし、49日法要後に改めてお香典返しをされるのが一般的のようです。
粗供養品は、ハンカチ・ミニタオル・煎茶・クオカードなどを用意される事が多いです。
これは会社関係などで代表されて複数のお香典を預かって来られる方が多いので、なるべく軽い物をという主に会葬者側のご都合が反映されているように思えてなりません。
ある種、おつきあいで来られる方が多かった時代の考え方が、お葬式の形態が変わった現在にもなんとなく継承されているような気がします。
お葬式の際に、会葬御礼として簡単な物をお渡しするか、それともこの際に香典返し(即日返し)をしてしまうのか。
ありきたりの物でよいという考え方もあろうかと思いますし、ちょっと変わった物をというお考えもあろうかと思います。
会葬御礼については、ご遺族にご判断いただく方が良いと思っております。
いずれにせよ、こうした商品は一部の物(特に生もの)を除いて、使用した数分のご請求となります。 |
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あいからのワンポイントアドバイス |
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式場内装費は、使用する式場によって差があります。式場によっては既に白幕が張ってある場合もあるからです。その場合、内装にかかる費用は低く抑えられるのです。
また外装についても、式場内にロビーがあるかどうかによって費用が全然違ってきます。
式場を選ぶに当たっては、そういう視点も重要となります。
一方で、ご会葬者の視点で考えると、駅からのアクセスや、駐車場の収容台数、雨天の際の会葬者の退避場所という観点も重要となります。そうした様々な要件をあいのスタッフに遠慮なくご提示ください。
そういう様々な要件に対して、最も適した式場の使用をご提案させていただきます。
しかし、全ての要件を満たす事ができる式場が、必ずしもご自宅の近くにあるとは限りません。
そういう場合には、優先順位を考えて式場を決定する事となります。 |
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⑩看板の決定
式場の前には式場用の看板を設置いたします。
お葬式の規模や式場の大きさによっても看板の大きさは違ってきますが、式場用看板のサイズは8尺~12尺くらいが一般的です。
看板はその素材によって費用も大きく違ってきます。
一番一般的な白布の看板は、8尺(裾装飾付き)で2万円~となっていますが、社葬等で使用する立派な看板はお値段もそれなりにかかります。(8万円~21万円くらいまで)
道案内看板は、サイズは6尺で1枚5000円~となっております。
また必要な場合、プラカードや手持ち提灯をご用意する場合があります。
火葬場併設の式場では、予め式場所定の看板が設置されている場合もあります。
また、式場によっては道案内看板が出せないところもあります。 |
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⑪お葬式に必要な車両の決定
・霊柩車故人が最後にお乗りになるお車となりますので、故人に相応しいお車をお選び下さい。
霊柩車には宮型と洋型の2つのタイプがあり、それぞれ3つのクラスがあります。
宮型指定車・特別車・白木車(リンカーン)洋型指定車(クラウン)、特別車(リンカーン)、最高級車(キャデラック)
料金は概ねですが、指定車3万円、特別車4万円、白木・最高級車5万円とお考え下さい。
(火葬場までの移動距離によって追加料金が発生します) |
霊柩車洋型キャデラック |
霊柩車白木宮型車 |
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あいからのワンポイントアドバイス |
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式場内装費は、使用する式場によって差があります。式場によっては既に白幕が張ってある場合もあるからです。その場合、内装にかかる費用は低く抑えられるのです。
また外装についても、式場内にロビーがあるかどうかによって費用が全然違ってきます。
式場を選ぶに当たっては、そういう視点も重要となります。
一方で、ご会葬者の視点で考えると、駅からのアクセスや、駐車場の収容台数、雨天の際の会葬者の退避場所という観点も重要となります。そうした様々な要件をあいのスタッフに遠慮なくご提示ください。
そういう様々な要件に対して、最も適した式場の使用をご提案させていただきます。
しかし、全ての要件を満たす事ができる式場が、必ずしもご自宅の近くにあるとは限りません。
そういう場合には、優先順位を考えて式場を決定する事となります。
最近は芸能人の葬儀などがテレビで放送される影響で、ほとんどの方(約7割)が洋型を選ばれています。
しかし考え方によっては、葬儀の時にしか乗る機会がないという理由で宮型を選ばれる方もいます。
そもそも宮型の霊柩車は、世の中に車が登場してからできたものであり、それ以前は台車で火葬場まで葬列を作ってお柩を運んでいたのです。そのお柩を納めていたのが「輿」であり、その「輿」自体も葬儀の際の「祭壇」の一番上に設置させていただくものなのです。
その「輿」を、車に乗せたのが「霊柩車」であり、これは日本の葬儀文化の名残と言ってもよいでしょう。
無宗教葬の場合はともかく、お寺もしくは寺院斎場から出棺されるのでしたら、伝統的にお宮がついているお車の方が良いかもしれません。
・ハイヤー遺族や僧侶、会社代表者が使用するお車となります。
もちろん自家用車でも代用はできますので、必要の有無をご判断下さい。 |
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マイクロバス
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・マイクロバス遺族・親族送迎車として火葬場と式場の往復に利用します。
火葬場は駐車スペースが限られており、1ご喪家当たりの車の数も制限されているため火葬場に行かれる方々のご移動はマイクロバスを使っていただく事になります。
マイクロバスは24名乗りです。火葬場に行かれる方が10名程度の場合は乗用車2台で行けますので、マイクロバスを使用する必要はございません。 |
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⑫火葬場の等級と収骨容器の種類を決定する
都内の主要な火葬場は、民間企業が経営しています。
代々幡・落合・堀ノ内・桐ヶ谷・町屋・四ツ木の6火葬場は、東京博善㈱が経営しており、多磨葬祭場と戸田葬祭場もそれぞれ民間の企業が経営しています。
上記8つの火葬場は、火葬料がほぼ均一であり、収骨容器の持込はできないので、それぞれの火葬場で用意されている収骨容器を購入する必要があります。
また火葬中は、控室で待機する事となり、そこでは休憩室料とご飲食代がかかります。
火葬場に行かれる方が10名以内の場合、イス席(210円~420円/人)を利用する事もできます。
上記8つの火葬場での火葬料は以下の通りです。
最上等48,300円
特別最上等(多磨のみ)85,000円
特別室107,500円
特別殯館(堀ノ内にはありません)177,000円
収骨容器(写真3点)
瀬戸2号(7寸:男性用)白覆い13,335円金襴15,225円
瀬戸3号(6寸:女性用)白覆い11,865円金襴13,860円
青磁2号(7寸:男性用)35,700円
青磁3号(6寸:女性用)32,025円
大理石2号(7寸:男性用)45,150円
大理石3号(6寸:女性用)43,050円
また、都内には都営の火葬場が2つ(瑞江葬儀所・臨海斎場)あります。
八王子市、日野市、町田市・多摩市(南多摩斎場)、立川市(国立市・昭島市)、府中市、青梅市、日の出町、瑞穂町には市営(町営)の火葬場があり、その自治体内の住民は無料で利用ができます。
但し、収骨容器は持込が必要ですので、予め弊社でご用意させていただく事になります。
また、火葬中は別棟の控室で待機する事となり、そこでのご飲食は実費精算となります。
上記の中で、火葬場と収骨容器を決めていただく事になります。
⑬お布施
お葬式の際に、ご遺族に聞かれる質問で一番多いのが、このお布施の金額についてです。
菩提寺様をお持ちの場合、葬儀社から迂闊にお布施の金額を申し上げるのは問題があります。
まずは菩提寺様にお布施の金額をご確認をなさってください。
元々寺院とは、檀家からのお布施によって成り立っているものです。
大きな敷地のお墓をお持ちの方は、当然その使用面積によってお布施の負担額が大きくなります。
それとそれまでの寺院様とのおつきあいの度合いによっても、ご負担すべきお布施は変わってきますので今後の事も含めてそういう部分をきちんと菩提寺のご住職と相談されるべきなのです。
最近では金額をきちんとご指示くださる寺院様が増えて来られましたが、ご遺族が一番悩まれるのは「いくらでも良いですよ」と言われた場合です。
この時点で初めて葬儀社の方から一般的な相場をお話させていただく事になります。
葬儀の際のお布施には、通夜・葬儀2日間のご回向料と繰上初七日のご回向料、
そして戒名(浄土真宗では法名、日蓮宗は法号)の費用が含まれています。
俗名 20~30万円
信士・信女 30~40万円 浄土真宗 釋○○ 30万円~
居士・大姉 50万円~
院号 80万円以上 院号 80万円~
尚、浄土真宗に位号はございません。
尚、葬儀を菩提寺以外の場所で行い、そこまで菩提寺様にお越しいただく場合にはお布施以外にお車代と御膳料をお包みします。
金額はそれぞれ1万円×2日間、5千円×2日間程度とお考え下さい。 |
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あいからのワンポイントアドバイス |
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菩提寺をお持ちでない場合は、あいのスタッフにご相談ください。
各宗派の寺院様を紹介させていただきます。
お布施の金額は上に書いた通りでお考えいただいて結構です。
1回切りのおつきあいで、お布施のご予算が少ない場合でも遠慮なくお申し出ください。なんとかします。
東京在住の方で菩提寺が遠方にあり、やがてその菩提寺にご納骨をされる方につきましても同じ宗派の寺院様をご紹介し、葬儀のご回向をお願いすることは可能ですが、その際に必ず菩提寺様へ承認を取っていただかないと、ご納骨の際に大きな問題となります。
菩提寺にご納骨をされる場合は、必ずその菩提寺のご住職に戒名(法号・法名)を授けていただく必要があります。
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⑭心づけ
昔から、葬儀に関わる人達には、その労を労う意味で心づけを差し上げていた事が現在では半ば慣例化されてしまっています。
もちろんどうしても払わなくてはいけない!という代物ではありませんが、そもそもの趣旨をご理解いただき、お支払いいただく事をご了承くださいませ。
基本的には任意ではありますが、お支払いが必要な方々は以下の通りです。
火葬場 火夫 5000円~15000円
火葬場 休憩室係員 2000円~3000円
火葬場 霊安室係員 3000円程度 (ご遺体を火葬場の霊安室にご安置した場合のみ)
霊柩車運転手 5000円~10000円
寝台車運転手 3000円~5000円
マイクロバス運転手 3000円
式場係員 5000円~10000円
以下、本当に任意です。
納棺師 5000円
ハイヤー運転手 2000円
配膳人 2000円
司会者 3000円~10000円
駐車場警備員 3000円
尚、㈱あいのスタッフには、心づけは不要です。
⑮貸衣装・寝具の手配
喪主となられる方は、男性はモーニング、女性は喪服を着用される事をお奨めいたします。
お持ちでない場合は、モーニングは都内のホテルで借りる事が可能です。
女性の方で喪服(黒い着物)をおめしになられたい場合、貸衣装の手配をいたします。
また着付が必要な方には、着付師を手配いたします。
通夜の晩、式場に宿泊を希望される場合、貸し寝具の手配も行います。
但し、式場によっては宿泊ができないところもございます。 |
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⑯音響設備
比較的大きめな式場で、音響設備を持たない式場では、音響設備の手配が必要となります。
導師用、挨拶用はもちろんの事、弔事がある場合もきちんとした設備が必要となります。
必要な場合は、お葬式の音声を録音してCDにする事もできます。 |
音響設備の配線 |
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音響設備 |
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⑰お葬式記録撮影
最近は、葬儀の記録を写真で残される方が増えてきました。
ご親戚が一同に集まるのは、こうした冠婚葬祭の際とかでないとありませんので告別式の前に祭壇の前で集合写真を撮る方が増えております。
比較的大きな葬儀の場合、プロのカメラマンを手配し、アルバムとして葬儀の記録を残される方も多いです。
株式会社あいでは、スナップ写真を収めたアルバムをプレゼントさせていただいております。
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また、お葬式の記録を映像で残す事も可能です。
社葬など大規模なお葬式では、式場の外や控室にモニターを設置して、式場で行なわれているお葬式の模様を式場外部へ中継する事も可能です。
もちろん記録した映像は、後日DVDにて納品をさせていただきます。 |
モニター
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⑱見積書の内容確認
以上の通り、お葬式の仕様が決定すれば、見積書が作れます。
最初の打ち合わせの時点では概算で出す事も可能ですが、最終的に要件が詰まった時点での見積もりに基づいて施行の準備に取り掛かります。
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あいからのワンポイントアドバイス |
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見積書は、必ず総額を提示してもらってください。
よくあるのは、記載されているのは葬儀社の売上部分だけで、食事や返礼品、火葬料などを実費にされている場合があります。
食事や返礼品については見積もりの時点ではある程度概算の数字は出せるはずです。
また火葬料なども金額が決まっていますので、見積もりの時点で「実費」という記載がされていた場合は、概ねどれくらいかかるかという事を確認する必要があります。
また「○○一式」という書き方をされている場合は、必ずその中身についても確認してください。
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⑲通夜当日に用意する現金の確認
葬儀業界は、未だに現金でのやり取りが基本となっております。従ってお葬式当日に、ある程度の現金をご用意頂く必要があります。
お葬式当日に現金が必要となるのは以下の項目です。
・お布施(菩提寺様がある方は、支払うタイミングは菩提寺様に相談してください)
・式場使用料
・寝台車、霊柩車・マイクロバスなどの葬儀関係車両の費用
・火葬料と収骨容器
・火葬場での休憩室料と御飲食代
・2日間の飲み物代(式場備付の飲み物を使用する場合)
・貸衣装代、貸寝具代
・各種心付け
見積書提出の時点で、現金がどれくらい必要かは算出可能です。
その金額をご用意いただければ、葬儀社が全ての支払いを代行いたします。
あいでは、お預かりした金額の「お預かり証」を発行し、お葬式終了後にご請求費用からお預かりした金額を差し引いてご請求させていただきます。
領収書は実費部分の費用も含めた、お葬式にかかった費用の総額で切らせていただきます。 |
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式場白幕装飾前 |
式場白幕装飾前 |
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式場の舞台、あるいは全面に白幕を施す必要があります。さらに舞台の上は養生が必要です。
それが内装にかかる費用となります。
外装は、受付設備、テント、記帳用具、立札類、備品類、照明類、雨具、暖房設備等となります。 |
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100名対応受付 |
300名対応受付 |
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受付設備の規模はご会葬者の人数によって変動します。100人対応と300人対応では、受付の装備が全く違ってくるからです。式場内にロビーのようなスペースがある式場では100名程度の受付はテントなしでもできますが、そのスペースがない式場では、受付用にテントが必要となります。
また100名を超える葬儀の場合、受付とは別に記帳所(カード式)を設置する事が望ましくなります。
以上の事から、式場内装費、外装費は、想定人数とどの式場を使うのかという事でそれらにかかる費用が大きく変動するのです。
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あいからのワンポイントアドバイス |
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式場内装費は、使用する式場によって差があります。式場によっては既に白幕が張ってある場合もあるからです。その場合、内装にかかる費用は低く抑えられるのです。
また外装についても、式場内にロビーがあるかどうかによって費用が全然違ってきます。
式場を選ぶに当たっては、そういう視点も重要となります。
一方で、ご会葬者の視点で考えると、駅からのアクセスや、駐車場の収容台数、雨天の際の会葬者の退避場所という観点も重要となります。そうした様々な要件をあいのスタッフに遠慮なくご提示ください。
そういう様々な要件に対して、最も適した式場の使用をご提案させていただきます。
しかし、全ての要件を満たす事ができる式場が、必ずしもご自宅の近くにあるとは限りません。
そういう場合には、優先順位を考えて式場を決定する事となります。 |
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