Ⅱ.お葬式のお打合せと初期準備 |
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故人のご安置と枕飾りが完了し、皆様がお焼香していただきましたら早速で誠に恐縮ですが、お葬式のお打合せをさせていただく事となります。
皆様からのご要望は、スタッフになんなりとお申し付けください。 |
1.喪主の決定 |
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まず最初にしていただく事は、喪主の決定です。
喪主は、原則故人の配偶者か子供になります。
故人に配偶者、子供がいない場合は、兄弟姉妹、甥、姪に当たる方が喪主になります。
喪主がご高齢であったりする場合は、名目上はその方に喪主をお勤めいただき実質はご血縁のある代理の方(子供様が良いと思われます)がお勤めになります。
また、第三者が世話役となって喪主のお立場を代行される場合もあります。
社葬の場合はもちろんの事、個人葬でも葬儀委員長を立てるケースがあります。
その場合は、葬儀委員長が喪主に成り代わり、そのお葬式を取り仕切るお立場となります。 |
2.お葬式の日程を決める |
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まずは通夜/葬儀・告別式の日程を決めなくてはなりません。
日程を決定するためには、まず以下の4点のスケジュール調整が必要です。
①ご遺族の皆様のご都合
②菩提寺様のご都合
③葬儀式場の空き状況
④火葬場の空き状況
当社スタッフが以上4点のご事情などを調整して、通夜/葬儀・告別式の日時を決定いたします。
菩提寺をお持ちでない方には、当社でおつきあいのあるご寺院様に葬儀ご回向の依頼をさせていただきます。
また、菩提寺様が遠方にある場合でも、同様にさせていただきます。
その際には、菩提寺様にご戒名(浄土真宗は法名、日蓮宗は法号)を授けていただいてください。
その場合、弊社が依頼するご寺院様には、通夜・葬儀2日間のご回向のみをお願いする事となります。 |
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あいからのワンポイントアドバイス |
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尚、友引の日はほとんどの火葬場が休みのため、葬儀・告別式は行えません。
同様に友引前日には、通夜が行えないという事になります。
勘違いされる方が多いのですが、友引の日には、お通夜を行う事はできます。
しかし、友引の翌日に火葬する場合は、通常よりも火葬場が混んでいますので必ずしもご希望の時間に火葬をする事ができない場合があります。
また、年末年始は特に火葬場・式場とも大変混雑が予想されますのでお葬式まで日にちが空いてしまう可能性が高い事を予めご覚悟ください。
以下、通夜・葬儀/告別式の日時決定後の流れです。
①菩提寺がある場合、すぐにご住職に日時決定のご連絡を行ってください。
②ご住職の都合が合えば、ご自宅にて枕経をお願いしてください。
(寺院様によっては枕経をなさらない事もございます)
③訃報と式場の地図を用意します。
訃報につきましては、お打合せ終了後、スタッフがすぐに会社に戻り早急にFAXあるいはE-mailでお送りします。
式場の地図も併せてご用意いたします。
④訃報が用意できたら故人やご遺族の勤務先、仕事の関係先に連絡をしてください。
密葬やご家族葬をご希望される場合は、その旨ご連絡が必要です。
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あいからのワンポイントアドバイス |
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故人が現役で仕事をなさっていた場合や、交友関係が広い方の場合、いくらご遺族が家族葬をご希望されても、それはお奨めできません。
どうしてもそうなされたい場合は、お葬式は密葬とし、後日改めて本葬、あるいはお別れの会を行われる事をお奨めいたします。
もしそうなされない場合は、お葬式が終わった後に訃報に接した方々がご自宅までご弔問に来られる事が頻繁に起りえます。
そうなるとご遺族はそれなりに対応をしなくてはなりませんし、逆にその度に悲しい出来事を思い出してしまう事にもなり
なかなか心の整理がつきにくくなってしまうでしょう。
ご弔問される方に決してそういう意図はないのですが、結果的にご遺族にとって負担が生じる形になります。
明らかに故人の死を悼む方が多いと思われるのであれば、そういう方々にも故人とのお別れの時間(お葬式)をご提供する事が遺族としての役目ではないかと考えます。
⑤次にご会葬者の数を予測します。(=訃報をどこまでご案内するかを決定する)
お打合せの時点では、あくまでも予想で結構です。
お葬式費用のお見積りは、全てここで定めた予想数で算出をいたします。
⑥会葬礼状の文面と印刷枚数を決めていただきます。【会葬礼状写真1点】
印刷枚数は、後から増刷はできますが、礼状がお通夜の時点で足りなくなると非常に困ってしまいます。その場合は喪主礼状というもので代用はできますが出来る限り礼状が不足する事は避けたいです。
そのためにもご会葬者数の予測は重要であり、少し余分に印刷される事をお奨めいたします。
⑦ご遺影に使うお写真を決めていただきます。
普通のスナップ写真を引き伸ばす事もできますが、お顔が小さかったりピントが合っていない写真は、引き伸ばした後に画像が乱れてしまいます。
お顔が大きめに写っているものか、できればプロが撮影したものをお選びください。
⑧死亡届をご記入いただきます。
お届け人は、配偶者または血縁者となります。
死亡者の住民票登録地、死亡の場所の住所、お届け人の方の住民票登録地のいずれかの役所に提出をして、火葬許可証を発行してもらいます。
後の手続きを考えると、死亡者の住民票登録地の役所に届ける方が良いでしょう。
尚、届出はご遺族がやっていただいても結構ですが、差し支えなければ弊社スタッフが代行をさせていただきます。
火葬許可証は、紛失しても再発行されません。また火葬許可証がないと火葬ができないという非常に重要な書類です。
お取り扱いにはくれぐれもご注意ください。
⑨ご納棺の儀、ご移棺の日時を決定します。
故人をご自宅でご安置されている事が前提となります。
ご安置させていただいた日は、そのままの状態でお守りいただき、通常は翌日にご納棺という流れとなります。(枕経もご納棺の前になります)
お近しい方々が集まれる時間に、ご納棺の時間を設定いたします。
また、通夜の日にはお柩を式場にご移動させていただきます。(移棺といいます)
日程によっては、ご納棺の後、すぐにご移棺という流れになる事もございます。
火葬場などの霊安室でご安置する場合
通常は病院などからそのままご安置する霊安室へご搬送をさせていただきます。
その場合は、ご安置する火葬場などの霊安室にてご納棺をさせていただきます。
その時点で一緒にいるご遺族様の手で、ご納棺をなさってください。 |
3.お葬式の規模と仕様及び予算を決める |
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次にお葬式の予算を決定いたします。
予算の決定には、まずご遺族がどういうお葬式をなさりたいのか?という事が鍵となります。
検討すべき事を列挙します。
以下、文言は仏式でのお葬式を前提として記します。
①お葬式の形式と費用負担者の決定
1)故人の友人、仕事関係者に訃報を送り、多くの方々にご参列していただくのか?
身内だけ(家族葬・密葬)にするのか?
※密葬とは、その後本葬やお別れの会を行う事が前提である場合の呼称です。
本葬やお別れの会を行う予定がなく、身内だけでお葬式をする事を最近は「家族葬」と呼んでおります。
2)お葬式をご自宅で行うのか?、式場で行うのか?
3)お葬式の費用は誰が負担するのか?通常は喪主ですが、故人が経営者の場合、社葬あるいは合同葬として、お葬式費用の大半を会社が負担する事ができます。
合同葬は、会社とご喪家、あるいは複数の会社(団体)が合同でお葬式を行う事です。
社葬の場合、お香典は雑収入として課税されてしまうので、辞退される事が多いですが合同葬の場合、お香典はご喪家が受け取る形態を取れば、その分は非課税となります。
但しその場合は、お香典返しにかかる費用はご喪家がご負担する事になります。
4)お香典、ご供花、ご供物は受け取られるのか?辞退されるのか?
お葬式の際にお香典等をいただき、そのお返しを行うという儀礼的なやり方を好まれない方は
これらをご辞退されるケースが増えています。
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あいからのワンポイントアドバイス |
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仮にお香典は辞退されても、ご供花は頂戴する事をお奨めします。
故人の訃報に接し、何かなされたいというお気持ちのある方に対して、それを全て拒絶してしまうのは、必ずしも故人の遺志とは思えません。
ご喪家側にも、そういう方々のお気持ちの受け皿としてご供花をいただく事は、双方にとってメリットがあると思う次第です。
いただいたお花は、生花装飾に充当する事ができますし、予算を超えるほどのご供花を戴いた場合は、その分をお葬式費用に充当する事もできるのです。
また、いただいたご供花の費用を、お葬式の際には使用せずに、(ご供花者のお名前は芳名板で式場の見やすいところ表示をいたしますが)ご納骨(49日)までの間ご自宅での生花メンテナンス費用に充当する事もできるのです。
②お葬式の規模と式場の決定
次に考える事はお葬式の規模、つまりどれくらいのご会葬者を想定してお葬式を行うか?です。
お葬式の規模は、費用に一番影響を及ぼします。
会葬者100人のお葬式と、300人のお葬式では、その仕様が全く違ってしまうからです。
まずはお葬式を行う式場に影響します。その観点は1)式場内に何人着席していただくのか?
100人中100人座っていただける式場にするのか?式場に50人、ロビーに50人とするのか?
これだけでも、お葬式を行うべき式場の選択肢が違ってくるのです。それが300人となれば検討すべき式場の選択肢はもっと広がってしまいます。
当然の事ながら、式場の収容人数が大きければ大きいほど、式場使用料が高くなります。
2)式場が決まると、その式場の内装(白幕装飾)と外装(受付テントなどの装備)が決まります。
多くの貸し式場(寺院斎場)は、何も装飾が施されていない、いわゆる箱貸しという状態です。
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式場白幕装飾前 |
式場白幕装飾前 |
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式場の舞台、あるいは全面に白幕を施す必要があります。さらに舞台の上は養生が必要です。
それが内装にかかる費用となります。
外装は、受付設備、テント、記帳用具、立札類、備品類、照明類、雨具、暖房設備等となります。 |
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100名対応受付 |
300名対応受付 |
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受付設備の規模はご会葬者の人数によって変動します。100人対応と300人対応では、受付の装備が全く違ってくるからです。式場内にロビーのようなスペースがある式場では100名程度の受付はテントなしでもできますが、そのスペースがない式場では、受付用にテントが必要となります。
また100名を超える葬儀の場合、受付とは別に記帳所(カード式)を設置する事が望ましくなります。
以上の事から、式場内装費、外装費は、想定人数とどの式場を使うのかという事でそれらにかかる費用が大きく変動するのです。
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あいからのワンポイントアドバイス |
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式場内装費は、使用する式場によって差があります。式場によっては既に白幕が張ってある場合もあるからです。その場合、内装にかかる費用は低く抑えられるのです。
また外装についても、式場内にロビーがあるかどうかによって費用が全然違ってきます。
式場を選ぶに当たっては、そういう視点も重要となります。
一方で、ご会葬者の視点で考えると、駅からのアクセスや、駐車場の収容台数、雨天の際の会葬者の退避場所という観点も重要となります。そうした様々な要件をあいのスタッフに遠慮なくご提示ください。
そういう様々な要件に対して、最も適した式場の使用をご提案させていただきます。
しかし、全ての要件を満たす事ができる式場が、必ずしもご自宅の近くにあるとは限りません。
そういう場合には、優先順位を考えて式場を決定する事となります。 |
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